PMSの原因

PMSはどうして起こるのか、女性ホルモンの働きによる変化、栄養不足、ストレスや性格など、くわしい原因についてお伝えしています。

PMSの主な原因

PMSの一番大きな原因と考えられているのが、女性ホルモンの急激なバランスの変化です。女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンの2種類があり、通常生理の2週間くらい前から、それぞれのホルモンの濃度が変化し始めます。

PMSが起こる時期

表の中の黄体期に当たるのが、PMSが起こりやすい生理前約2週間の時期。この時期は、プロゲステロンが急激に増加をする期間で、これがPMSを引き起こす原因のひとつと言われています。

どうしてプロゲステロンが増えるとPMSになるのか、それは2種類の女性ホルモンの働きの違いにあります。

エストロゲン
(卵胞ホルモン)
女性らしさを高めて妊娠に導く、卵胞から分泌されるホルモン。
<主な働き>
卵胞を育てる、髪のツヤを良くする、肌の潤いを保つ、胸を大きくする、骨や血管を強くする、代謝を上げるなど。
プロゲステロン
(黄体ホルモン)
受精卵を守って妊娠を維持する、黄体から分泌されるホルモン。
<主な働き>
体温を上げて妊娠を維持する、水分や栄養成分をため込む、皮脂の分泌を促す、腸の働きを抑える、食欲を高める、眠気を促すなど。

生理や妊娠のためにエネルギーを蓄える役目をするのがプロゲステロンですが、その働きは食欲増加やニキビ、便秘、倦怠感などのPMSの症状にもつながりやすいのが特徴です。また、女性らしさを高めるエストロゲンが減少することでも、肌やカラダにトラブルが起きやすい状態と言えます。

女性らしさをキープするためには、これらのホルモンの働きはとても重要ですが、過度にバランスを崩すことでPMSが起きてしまいます。逆を言えば、日常生活に害のない程度であれば、これらの症状は健康女性の自然な現象とも言えるのです。

イライラの原因は栄養不足やセロトニンの影響も

その他には、セロトニンの減少や栄養不足もPMSの原因のひとつと言われています。PMSでもより多くの人が悩む精神的な症状に関わってくるのが、セロトニンです。セロトニンは脳内にある副交感神経を優位にするリラックス物質で、生理前になるとホルモンの働きによってセロトニンが低下します。そうすることで、イライラしたり、体内の血糖値を一定に保つことが難しくなるため、甘い物を欲することも多くなります。

また、栄養不足もPMSには大敵です。もともと生理前の黄体期は、生理に備えて体内のマグネシウムが不足しやすい時期。神経伝達、心機能、筋肉の収縮、血圧調節など、体の至るところに影響が出やすくなります。食欲も安定しない時期ですので、より栄養バランスには気を遣うことが大切です。

こんな人はとくに注意!PMSの症状を強くする要因とは

PMSは、ストレスや緊張、性格などの影響でも、症状が強くあらわれやすいと言われています。以下に当てはまる人は、とくに注意してみて下さい。

環境 ・就職、転職、結婚、転居、離婚など、環境に変化が起きたとき
・残業続きで疲れが溜まっている
・人間関係でトラブルを抱えている
性格 ・マジメ、几帳面、完璧主義
・緊張しやすい
・クヨクヨ悩んでしまう
・細かいことを気にしやすい
・辛くても我慢してしまう
食事 ・普段から偏食ぎみ
・ビタミンやミネラルが不足している
・お酒やタバコなどの嗜好品を摂る
・甘い物が好き

これらに該当する人は、少しずつで良いので原因を解消できるよう努力することも大切です。ストレスが強いなら環境を変えてみる、あまり細かいことは気にしないで大らかでいる、お酒やタバコは控える、など。カラダも心もクリアになれば、それだけでPMSの症状は和らげることができるのです。

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