ピル(低用量ピル)

PMS治療によく使用される低用量ピルについて、メリットやデメリット、特徴、副作用をまとめました。

低用量ピルは安全?PMSへの効果

ピルはどちらかと言うと、PMSの症状が重たい方に向いている薬です。なぜなら、いくら低用量と言っても、ピルには副作用という大きなリスクがあるから。なので軽いPMSであれば、サプリメントなど、体に負担のかからない改善法を試す方が良いでしょう。

ピルの副作用は人によって大きく異なり、まったく副作用を感じない方もいれば、命に関わるほどの副作用を体験する方もいます。

またピルには様々な種類があり、その作用も異なるため、相性の良し悪しもあります。なので、相性の良いピルが見つかれば、副作用をそれほど感じずに飲めますし、逆に相性の悪いピルに当たれば、PMSの症状以上に苦労することも。

つまり、他人の口コミで「副作用がなかった」はというのは、その人の体では副作用が起こらなかったという意味であって、あなたの体で副作用が起こらないというわけではありません。この点は、特に注意してください。以上を踏まえたうえで、ピルのメリットとデメリットについて見ていきましょう。

メリット

相性の良いピルを飲めば、PMSの症状をかなり抑えることができます。また、他の治療薬に比べると、効果を実感し始めるまでのスパンが短いのも魅力です。「すぐにでもPMSを改善したい」という方には、最も有効な治療薬と言えるでしょう。

それから、元々は避妊薬なので、当然避妊効果があります。また、ホルモンバランスが整うことで、周期の安定や月経痛の軽減、出血量の抑制などの効果も。

ピルによっては、美容効果の高いものもあるので、「肌がきれいになった」という方も多いです。女性ホルモンと密接に関わる薬だからこそ、こういった女性にとって嬉しい作用があるのも魅力でしょう。

デメリット

多くの方が副作用を経験しています。そして重大なリスクとして「血栓症になりやすい」という副作用が報告されています。特に、煙草を吸っていた人や、血圧が高めの人は血栓症になるリスクが高いと言われていますので、必ず定期的に医師の診察を受けましょう。

血栓の初期症状は、飲み始め3ヶ月以内に起こることが多く、腕やふくらはぎに痛みを感じたり、腫れが生じたりします。また、視界が狭くなったりすることもあるようです。飲み始めの頃は、特に自分の身体の変化に注意しましょう。

また、ピルの長期服用には、乳がんと子宮頸がんの発症リスクが関係するので、それぞれの定期検診は、忘れずに受けるように。

PMS治療によく使われる低用量ピル一覧

一般的によく処方される、低用量ピルを見ていきましょう。

マーベロン

  • 特徴
    飲み方によって、21日と28日タイプの2種類に分かれますが、どちらも効果は同じです。むくみが現れたり、性欲が減退するという人も。
  • 副作用
    不正出血や吐き気、頭痛、乳房に張りを感じるなど。

ファボワール

  • 特徴
    21日と28日タイプがありますが、効果は変わりません。避妊やホルモンバランスを整えるだけでなく、美肌効果があるとされ、特にニキビに効果的です。ただ、むくみや性欲の減退を覚えることがあります。
  • 副作用
    吐き気や下痢、腹痛、不正出血や乳房の張り、倦怠感など。

オーソエム

  • 特徴
    PMSや子宮内膜症への効き目が高いといわれる低用量ピルです。生理時の経血をかなり抑えるので、月経過多にお悩みの方にもオススメです。気持ちが上向きになるといった効果が見られることも。
  • 副作用
    吐き気や下痢、腹痛、不正出血や乳房の張り、倦怠感など。

トリキュラー

  • 特徴
    不正出血などのトラブルがあまり見られない、低用量ピルです。その分、経血の抑制は期待できません。
  • 副作用
    他に比べて副作用が少ないとされますが、吐き気や乳房の張り、不正出血など。

アンジュ

  • 特徴
    トリキュラーと同じく、出血に関するトラブルはあまりありませんが、その分経血の抑制は期待できません。
  • 副作用
    特に飲み始めに、吐き気や頭痛、不正出欠や乳房のハリや痛みを感じることがあります。

ラベルフィーユ

  • 特徴
    これもトリキュラーと同じく、経血を押さえる力は弱めですが、出血に関するトラブルが少ない低用量ピル。トリキュラーとアンジュのジェネリック医薬品です。
  • 副作用
    不正出血や頭痛、吐き気、胃のムカつきや乳房痛など。

個人輸入できる低用量ピル

ピルは基本的に処方箋が必要ですが、個人輸入で入手できるものもあります。ただし、そうしたものは、日本国内の基準では安全性が確認されていない物がほとんど。また、自身も医師の診断を受けていない分、様々なリスクが考えられます。それらすべてが、自己責任になるということを十分理解したうえで、手続きをしてください。

ヤスミン

  • 特徴
    ニキビや体重の変化を抑える効果に、人気が集まっています。
  • 副作用
    胃のムカつきや吐き気、不正出血、乳房に張りや痛み。

ベララ

  • 特徴
    生理不順や不正出血、無月経、不妊症の治療に使われます。
  • 副作用
    吐き気や不正出血、乳房の痛みや張り。
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